[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT),Vallance大臣
元記事公開日:
2025/01/30
抄訳記事公開日:
2025/03/11

オックスフォード-ケンブリッジ回廊の野心的目標が英国全体を活性化させる

Minister Vallance underlines how Oxford-Cambridge corridor ambitions can boost whole UK

本文:

(2025年1月30日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)とVallance大臣からの標記発表の概要は以下のとおり)

本日、Vallance科学・研究・イノベーション担当大臣は、ケンブリッジシャーを訪問し、オックスフォード-ケンブリッジ回廊を英国全体の経済の原動力にするという高い目標を明らかにした。

これは、Vallance大臣の、オックスフォード-ケンブリッジ・イノベーション・チャンピオン(Oxford-Cambridge Innovation Champion)[編集局注:チャンピオンは英国政府の役職名であり、ここでは当該地域のイノベーション促進担当を意味する]への就任を受けたもので、大臣はこの新しい役職において財務大臣および副首相に直接報告を行う責を負い、政府、民間セクターおよび学界における仕事を連携する。

オックスフォード-ケンブリッジ地域の強化は「変革計画」の一環であり、最終的に英国全体に利益をもたらす。オックスフォード-ケンブリッジ回廊に国際投資を引き寄せることができれば、AI、生命科学、半導体などの分野で最先端の研究が英国に定着し、英国全体がさらなる投資先として開放される可能性がある。この地域はすでに英国のGDP全体の7%以上を占め、英国経済に400億ポンド以上貢献しており、その潜在力を完全に実現すれば、2035年までにさらに780億ポンドが追加される可能性がある。

ライフサイエンスと半導体は、当該地域の強みの一例に過ぎないが、こうした分野は、政府がさらに発展させたいと考える既存の経済的成功の基盤となっている。同大臣はまた、研究成果を研究室から市場に出すために、学界、企業、そしてますます増えている政府調達の間のつながりを模索している。これにより、商業的な成功がさらなる研究開発や、さらに革新的で成功する製品のための資金をもたらし、成長の好循環が生まれる。

[DW編集局]