（2025年2月13日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり）

本日、トランプ大統領は「米国を再び健康にする委員会（Make America Healthy Again Commission）」を設置する大統領令に署名した。

ケネディ保健福祉省長官が委員長を務める本委員会は、当初は小児慢性疾患を中心に、深刻化する米国の健康危機の根本原因を調査し、対処することを任務とする。本委員会は今後100日以内に、小児慢性疾患の危機に関する評価書を作成し、その評価の結果に基づいて、180日以内に、米国の子供たちの健康を改善するための戦略を策定する。本委員会は、医療・科学機関に対する信頼を回復することを目的とし、公聴会、会議、円卓会議などを開催し、公衆衛生の指導者たちから専門的な意見を聴取する。

なお、本委員会は、慢性疾患の克服に向けた、以下の四つの主要な政策方針を有している。
① 透明性とオープンソースデータにより米国民に力を与え、連邦政府が資金提供するすべての健康研究において利益相反を避ける。
② 連邦政府が資金を提供するすべての健康関連研究において、米国人の疾病の原因に関する研究を優先する。
③ 農家と協力し、米国の食品が健康的で豊富かつ手頃な価格になることを確実にする。
④ ライフスタイルの変化と疾病予防のために、治療の選択肢の拡大と医療保険の柔軟性を確保する。

[DW編集局]