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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)および Feryal Clark議員
- 元記事公開日:
- 2025/01/31
- 抄訳記事公開日:
- 2025/03/14
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デジタル経済を保護し「変革計画」を実現する、世界をリードするAIサイバーセキュリティ規準
World-leading AI cyber security standard to protect digital economy and deliver Plan for Change
- 本文:
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(2025年1月31日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)および Feryal Clark議員による標記発表の概要は以下のとおり)
英国政府が本日発表した新たな「行動規範(Code of Practice)」に基づく措置により、企業や公共サービスはAIの変革的な可能性を安全に活用するために必要な自信を得ることができ、技術が公共サービスの改善を推進し、生産性を飛躍的に向上させ、経済全体の成長を促進する中で、政府の「変革計画」を支援することになる。
この行動規範は、AIを使用する組織がAI攻撃やシステム障害などのさまざまなサイバー脅威から自らを守る方法を説明している。これには、AIの脆弱性に焦点を当てたサイバーセキュリティ研修プログラムの実装、潜在的なサイバー事故後の復旧計画の策定、堅牢なリスク評価の実施などの手順が含まれる。
この自主的な行動規範は、欧州電気通信標準化機構(ETSI)を通じて安全なAIに関する新たな世界基準の基礎を形成するものであり、安全なイノベーションにおける世界のリーダーとしての英国の地位を確固たるものにする大きな一歩となる。
本日政府は、当該規範のための実施ガイドも公表しており、企業が遵守すべきガイダンスと手続きとをまとめて提供することで、サイバー防御の強化を支援するものとなっている。
さらに、英国は「サイバーセキュリティ人材に関する国際的な連合(International Coalition on Cyber Security Workforces:ICCSW)」を主導しているところであり、日本、シンガポール、カナダなどの国々とともに、世界的なサイバーセキュリティ・スキルの不足に対処し、専門人材の育成強化に取り組んでいく予定である。
[DW編集局]