[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/02/18
抄訳記事公開日:
2025/03/25

欧州は2,900万ユーロを投じて一般市民の科学への関与と研究キャリアの拡大を図る

Europe expands public science engagement and research careers with €29 million

本文:

(2025年2月18日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は、Horizon EuropeのWIDERA(参加拡大と欧州研究圏の強化)に基づいて、非常に競争の激しい3件の公募結果を発表した。総予算は2,900万ユーロである。これらの取り組みでは、若手研究者を支援し、科学に対する一般市民の関与を高め、研究成果の社会や経済への導入を促進する。

■ 2026年、科学が街にやってくる(600万ユーロ):科学の中心地としての都市

2026年の1年間にわたる科学交流プログラムの開催地として、ブレスト(フランス)、キール(ドイツ)、スプリット(クロアチア)の欧州3都市が選ばれた。この取り組みにより、都市空間がインタラクティブな科学の中心地へと変貌し、市民が研究者とつながり、科学が日常生活にどのような影響を与えるかを探ることができるようになる。

■ 若手研究者のキャリアのための人材エコシステム(2,000万ユーロ):若手研究者のキャリア強化

欧州が世界の研究の最前線に留まることを確保するために、この取り組みでは、学界、産業界、その他セクター間の協力を強化して、若手研究者に欧州研究者憲章に沿ったより良い労働条件やより良いキャリアの見通しを提供する。

■ 価値創造のための実験および優れた実践例の交換(300万ユーロ):研究を現実世界への影響に転換

研究が社会に具体的な利益をもたらすことを保証することが、欧州研究圏の中心的な目標である。この取り組みでは、科学的知識の実践への移行を加速するプロジェクトを支援する。

[DW編集局]