（2025年2月19日付、経済・財務・産業・デジタル主権省の標記発表の概要は、以下のとおり）

経済・財務・産業・デジタル主権省所管のフレンチテック推進チーム「フレンチテック・ミッション」は、スタートアップ企業が公的契約を獲得できるよう、公共調達に関する研修を行うため、無料のオンライン研修コースとしてアカデミー「フレンチテックを選ぶ」を設置した。

公共調達は重要な成長の推進力であるにもかかわらず、設立から年数の浅い企業には十分に活用されていない、という問題がある。実際、「スタートアップ企業と優良企業の関係監視委員会」（Observatoire des relations entre start-ups et grands comptes）の最初の報告書（2023年）は、公共調達に関する認識不足がスタートアップ企業からの購買を阻む主な障壁となっていると指摘している。

この問題に対応するため、フレンチテック・ミッションは、専門的なスキル訓練を提供する100％オンラインスクールである「オープンクラスルーム」のほか、公共調達に関する専門家約40人と協力して、スタートアップ企業が公的契約に容易にアクセスできるようオーダーメイドのオンライン研修を提供する「フレンチテックを選ぶ」を考案した。

◆公共調達のための無料で包括的な研修

「フレンチテックを選ぶ」は、「オープンクラスルーム」の研修プラットフォームからアクセスできる。テック系起業家は、わずか4時間で公共調達契約にアクセスするために必要な知識を習得することができる。

スタートアップ企業は、この研修で次のことが習得できる。

▽公共調達の世界に飛び込み、その仕組みを学び、関係機関や関係企業などを知る
▽革新的な市場をターゲットとして競争に勝ち抜く戦略を編み出し、自社のソリューションを活かし、公共調達者との強固な関係を築くことにより、効果的な戦略を構築する
▽契約関係の管理や財務執行の理解、厳格なモニタリングを学習により、初回契約を獲得しマネージメントする。それにより効果的かつ持続的なパートナーシップを確保する

[DW編集局]