[本文]
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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部(MSIT)
- 元記事公開日:
- 2025/02/21
- 抄訳記事公開日:
- 2025/03/31
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中・長期政策に基づく研究開発投資の強化
- 本文:
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(2025年2月21日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)
科学技術情報通信部には、科学技術イノベーション本部が設置されている。同本部は、国家科学技術諮問会議審議会(国科審)の運営委員会や特別委員会などを総括運営する。国科審は「国家科学技術諮問会議法」により、各省庁がたてた科学技術分野の中長期計画を審議し議決するよう定められている。ただし、従来は各計画や省庁の必要性に基づいて計画が上程される「ボトムアップ」形式で運営され、計画によっては国科審上程対象から除外されることもあった。これに対し、今後「科学技術基本計画」の各推進課題に対応する計画は、国科審に上程されることが原則となった。そして、「科学技術基本計画」に基づいて各省庁の上程対象計画を指定する「トップダウン」形式に改編されることとなった。
そこで、科学技術イノベーション本部は「国家科学技術諮問会議審議会の上程基準および対象」を策定することとし、その準備のために科学技術分野計画を全数調査した(700計画余り)。そして、2月21日に国科審第67回運営委員会を開催し、「国家科学技術諮問会議審議会の上程基準および対象(案)」を審議し議決した。その内容は、まず全数調査した計画と「第5期科学技術基本計画(2023年~2027年)」との整合性を精査し、国科審上程対象として78計画を確定した。
また、該当計画を「第5期科学技術基本計画実施計画」に指定し、重要度に応じて主要計画と細部計画に分類して、体系的に管理することとした。特に、他の協議会などにより策定された中・長期計画も、国科審での審議を通じて上位計画との整合性や関連計画との重複性や連携性を確認できるようにした。これにより、各省庁の中・長期科学技術政策間の整合性が確保され、省庁間の協力関係が強化されること、また、安定的で戦略的な研究開発投資が可能になるものと期待される。
[DW編集局]