（2025年2月26日付、ドイツ連邦教育研究省（BMBF）の標記発表の概要は以下のとおり）

イノベーション審議会（EFI）は、2025年2月26日に年次報告書を連邦政府に提出した。

EFIのレポートは、効率的な研究・イノベーション・システムが、企業の国際競争力、環境に優しく持続可能な経済への変革、主要技術と将来技術の主権、およびデジタル・トランスフォーメーションにとって重要な要素であることを示している。新しい量子技術は、大きなイノベーションの可能性を秘めている。

オズデミル（Cem Özdemir）BMBF大臣は次のように述べた：「報告書は、かなり多くの投資が必要であるとしている。研究とイノベーションには、より大きなインパクトを与えることのできるフレームワークが必要で、それには欧州の緊密な協力が不可欠である。

本報告書では、量子技術に関して、ドイツが世界的な競争において優位に立っていることを強調している。これを継続するためには、常に広範な資金を確保し、学術界、産業界、市民社会、政治の各分野の関係者と専門知識をさらに緊密に結びつける必要がある。将来のドイツ政府がイノベーションと研究に重点を置くのなら、ドイツとヨーロッパは、技術的主権を確保できる。これにより、ドイツの繫栄と未来が確約されるだけではなく、国際的なトップ研究者にとっても、ドイツの研究拠点がさらに魅力的なものとなるはずである。」

EFIレポートでは、研究とイノベーション以外にも、「デジタル化と脱炭素化による変革的構造変換」、「水管理におけるイノベーション」などについても述べられている。

[DW編集局]