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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/03/03
- 抄訳記事公開日:
- 2025/04/01
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欧州委員会、ユーラトム研究・教育プログラムの2027年までの延長を提案
- 本文:
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(2025年3月3日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は2025年3月3日、ユーラトム研究・教育プログラムを2026-2027年まで延長する提案を発表した。この延長には、現在の欧州複数年次財政枠組み(MFF)の残存期間に合わせて、2021-2025年プログラムで開始された取り組みを継続する狙いがある。
上記延長提案には次の事項が含まれる。
・安全性研究の強化
原子力発電所に安全性を確保するための最新のツールと方法を提供する。
・パートナーシップの強化
放射線防護、廃棄物管理、核物質に関する欧州協力に対して資金を増額する。
・核融合エネルギー研究をリード
将来の核融合発電所の設計と建設の課題に取り組むために、官・民セクターを含む新たなパートナーシップを構築する。
・教育と訓練の拡大
スキル習得、再習得、スキルアップに向けた取り組みと併せて、モビリティインフラへのアクセスを通じて、学生や研究者にさまざまな機会を提供する。
・核セキュリティ研究の推進
核技術の世界的な利用の増加に対応して、核の保障措置、セキュリティ、核不拡散に焦点を当てる。提案されたプログラム延長は、研究・イノベーション枠組みプログラムであるHorizon Europeの実施期間と一致している。
※ユーラトム研究・教育プログラムについて
ユーラトム研究・教育プログラム(2021~2025年)は、原子力の安全性とセキュリティ、放射線防護、廃棄物管理、核融合の継続的な改良に重点を置いた、EUの原子力研究・教育プログラムであり、インフラへのオープンアクセス、教育と訓練、国際協力を確保している。 [DW編集局]