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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、外務・英連邦・開発省(FCDO)、Catherine West議員、Vallance卿
- 元記事公開日:
- 2025/02/28
- 抄訳記事公開日:
- 2025/04/04
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英国のグローバルな科学技術協力を推進するネットワークの刷新
UK’s global science and tech ambitions refreshed under new banner
- 本文:
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(2025年2月28日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、外務・英連邦・開発省(FCDO)、Catherine West議員、Vallance卿の標記発表による概要は以下のとおり)
英国の科学技術の専門能力を活かして、クリーンエネルギーから医療に至るまで、世界の喫緊の問題を解決するため、国際的な協力を推進する英国のグローバルチームが、刷新されることが公式に発表された。
従来の科学イノベーション・ネットワーク(Science and Innovation Network:SIN)は、「科学技術ネットワーク(Science and Technology Network:STN)」を新しい名称とする。STNは、世界65か所に拠点を置く130名のチームで構成され、科学技術に関するより深い国際的パートナーシップを築き、「変革計画」を支援する英国の研究者のために新しい機会を模索することを任務としている。
この新名称は、AI、量子、工学生物学等の画期的な技術が、環境や社会の課題に取り組み、経済成長を実現する大きな可能性を秘めている現在の状況を反映している。急速に変化する世界情勢において、国内外でこれらの新興技術を良い方向に活用するために、必要な優秀な人材と偉大なアイデアをこれまで以上に結集させる必要がある。「AI機会行動計画」などの最近の発表は、技術の力を活用した人々の生活の向上という政府の国内での目標を明確に示すが、英国は国際的なパートナーと協力して専門知識を共有し、投資を促進し、英国および世界中のコミュニティに、変革による利益をもたらしたいとも考えている。
STNによる成功例としては、気候変動の理解に極めて重要な北極圏での英国とデンマークの取り組み、英国と日本の半導体パートナーシップ、量子技術の可能性を医療と生命科学に生かすための英国と米国のパートナーシップ等が挙げられる。 [DW編集局]