[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
EU理事会議長国(ポーランド)
元記事公開日:
2025/03/05
抄訳記事公開日:
2025/04/08

EUのサイバーセキュリティに関する「ワルシャワコール」がEU理事会の運輸・通信・エネルギー理事会非公式会議で採択

Warsaw Call Declaration adopted at the informal TTE Telecom Council on cybersecurity

本文:

(2025年3月5日付、EU理事会議長国(ポーランド)の標記発表の概要は以下のとおり)

2025年3月5日、ワルシャワのポーランド軍博物館において、運輸・通信・エネルギー(TTE)理事会の形式で、EUサイバーセキュリティ担当閣僚会議が開催された。これは、EUのサイバーセキュリティを専門とする初めての会議である。会議では、サイバーセキュリティの重要課題に対処する「ワルシャワコール(Warsaw Call)」が全会一致で採択された。

「ワルシャワコール」では、EUのサイバーセキュリティの取り組みの指針となるべき6つの重要領域が概説されている。

▽サイバーセキュリティに関する青写真の迅速な採択、テスト演習の実施、海底ケーブルインフラを保護するための連携強化による、危機管理の強化。
▽EUとNATOの協力を含むサイバーセキュリティにおける民軍協力を強化し、加盟国間の情報共有を改善。
▽新興技術のロードマップ策定、戦略的サイバーセキュリティ予測におけるEUの専門知識の強化、サイバーセキュリティ投資を増やす取り組みの整合化。
▽NIS 2指令における水平的インパクトを強化し、調和がとれてイノベーションに配慮した実施、簡素化、規制負担の軽減、EU全体のサイバーセキュリティ・リスクアセスメントの強化に注力。
▽EU全域におけるサイバーセキュリティ専門家の不足に対処。
▽サイバー外交―EUサイバー外交ツールボックスの中で利用可能なすべてのツールを戦略的に展開。

[DW編集局]