[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
EU統計局(Eurostat)
元記事公開日:
2025/03/05
抄訳記事公開日:
2025/04/09

EUの冷暖房における再生可能エネルギー利用率が26%に到達

EU renewable energy for heating and cooling reaches 26%

本文:

(2025年3月5日付、欧州統計局(Eurostat)の標記発表の概要は以下のとおり)

EUでは冷房・暖房における再生可能エネルギーの利用が増加し続けており、2023年には26.2%に達し、2004年(11.7%)に記録を開始して以来の最高値となる。この割合は2022年(25.0%)と比較して1.2パーセントポイント(pp)増加した。再生可能エネルギーの利用促進に関するEU指令2023/2413では、EU諸国に対し、暖房および冷房における再生可能エネルギーの年間平均割合を2021年から2025年にかけて少なくとも0.8ポイント、2026年から2030年にかけて少なくとも1.1ポイント増加させることを求めている。

EUにおける冷暖房用の再生可能エネルギーの最終総消費量は、主にバイオマスとヒートポンプの貢献により、徐々に増加している。

EU諸国の中での冷暖房における再生可能エネルギーは、2023年にスウェーデンが67.1%のシェアで再びトップとなり、エストニア(66.7%)がそれに続いた。両国とも主にバイオマスとヒートポンプを使用している。次いでラトビア(61.4%)が続き、主にバイオマスに依存している。
一方、冷暖房における再生可能エネルギーの割合が最も低かったのは、アイルランド(7.9%)、オランダ(10.2%)、ベルギー(11.3%)であった。

[DW編集局]