[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/03/06
抄訳記事公開日:
2025/04/11

ユーラトム研究・訓練プロジェクトとして新たにGO4FusionとSkills4Nuclearが開始

Go4Fusion and Skills4Nuclear: boosting fusion energy research and nuclear skills by 2028

本文:

(2025年3月6日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

ユーラトム研究・訓練プロジェクト(Euratom Research and Training Programme)として、新たにGO4FusionとSkills4Nuclearが開始した。これら2つのプログラムは、競争力、セキュリティ、持続可能性に関するEUの政策、および最近発表された欧州委員会の「クリーン産業ディール(Clean Industrial Deal)」に関するコミュニケーションを反映し、科学界と産業界の協力をさらに強化する。

2025年2月に開始されたGO4Fusionは、バリューチェーン全体にわたる欧州の核融合エコシステムを統合し、核融合エネルギーに関するEUの官民パートナーシップ(PPP)への道を開く。GO4Fusionは、主要な原子力研究センターと業界リーダーを代表する9つのパートナーを結集し、欧州の核融合産業プラットフォームの設立と核融合エネルギーに関する戦略的研究イノベーション・アジェンダ(SRIA)の策定を支援する。この取り組みは、核融合エネルギーに関するEUの専門知識と産業能力を維持・発展させ、市場への導入加速に貢献するものである。

2025年2月に発表されたクリーン産業ディールでは、欧州における小型モジュール炉(SMR)の開発と導入への支援や技術向上への取り組みについても言及されている。

Skills4Nuclearは、SMRや核融合エネルギーなどの現在および将来の技術に関する原子力技術の不足に対処する。このイニシアチブは3月中旬から始まり、大学、研究センター、原子力などの産業セクター、教育や人的資源の専門家など、欧州の19のパートナーが集結する。Skills4Nuclearの目的の1つは、欧州の原子力スキル戦略の基礎を築くことである。スキルアップやリスキリングを含む、セクター間の連携と流動性の促進を目的としている。

[DW編集局]