[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣
元記事公開日:
2025/03/10
抄訳記事公開日:
2025/04/14

次の10年間で、障壁を撤廃し、イノベータの新技術からの受益を支援する計画の始動

Technology Secretary kickstarts plan to bin barriers and back innovators to reap rewards of new tech over next decade and drive Plan for Change

本文:

(2025年3月10日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)およびPeter Kyle大臣からの標記発表の概要は以下のとおり)

DSIT大臣は、techUKカンファレンスの講演で、政府の「変化に向けた計画」の実現に向けた活動において「イノベーションなしには、長期的成長も、生産性の問題に対する解決策も望めない」と宣言し、透明性の高い、適応性ある、イノベーション推進的な規制を柱とするデジタル・技術セクターに特化した初の計画を政府が実施する旨を確約した。
この計画により、21世紀の状況に適さなくなった官僚主義が撤廃され、ロンドンで血液サンプルの配送を迅速化するために既に使用されている医療用ドローン配送などの技術を、迅速かつ安全に市場に投入できるようにする。
これに際し、元科学担当大臣のWilletts卿が規制イノベーション局(RIO)の新局長に就任し、規制体制を今日のイノベーション時代に適合させる。また、規制当局は、工学生物学サンドボックス基金(Engineering Biology Sandbox Fund)による次回支援の一環として、干ばつ耐性作物、持続可能な燃料、命を救う医薬品などの工学生物学技術におけるイノベーションを理解し、不必要な障壁がそれらを妨げないように取り組む。
その他、深刻な病気の理解に向けた量子技術や、英国全土の人々に寄与する最先端の通信などの画期的な技術に対して政府の資金支援が計画されている。DSIT大臣は、Innovate UKの量子ミッションパイロットにおける採択、SEEQC社による国立量子コンピューティング・センターへのプロトタイプ・ハードウェア導入、公共部門におけるAIやデジタルプロジェクトへの投資、産官連携を模索するための市場への関与の開始、サイバー部門分析レポート(Cyber Sectoral Analysis report)の発行についても言及した。

[DW編集局]