[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、英国宇宙庁(UKSA)、Peter Kyle大臣
元記事公開日:
2025/03/11
抄訳記事公開日:
2025/04/16

英国宇宙セクターが記録的な契約を獲得し、政府のミッションを推進

Science Secretary hails UK space sector for securing record-breaking contracts and propelling government’s mission forward

本文:

(2025年3月11日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、英国宇宙庁(UKSA)、Peter Kyle大臣による標記発表の概要は以下のとおり)

英国の宇宙セクターは、2024年第4四半期に、政府拠出額を8,000万ポンド上回る金額で欧州宇宙機関(ESA)との契約を獲得した。これは加盟国としては過去最高額である。

先週の商用月面着陸への技術支援から、ESAを通じた記録的な契約獲得まで、英国の宇宙セクターはますます強力になっている。このほど発表された新たな数字は、ESA助成金による価値ある契約において英国の競争力の向上を示している。2024年の第4四半期だけでも、英国の宇宙セクターは、ESAに対する英国政府の拠出額よりも8,000万ポンド多い契約を獲得した。これは記録上最も成功した四半期であり、2022年6月以降、ESAを通じて英国セクターが獲得した契約の総額は8億4,400万ポンドに達した。

英国宇宙庁が率いる政府支援タスクフォースは、地理的収益率(rate of geographical return、契約額は各国の投資額に比例して配分されるという原則)を向上することで、欧州宇宙機関への英国の貢献から最大限の価値を引き出す取り組みを推進してきた。この取り組みにより、英国の収益率は、2022年の投資額1ポンドあたり契約額93ペンスから、現在の投資額1ポンドあたり契約額99ペンスに改善した。このファンディングと国際協力の幅広いメリットにより、長期的に投資額1ポンドあたり9.80ポンドの利益が得られる。

最近の契約獲得数の増加により、英国経済に10億ポンドを超える幅広い利益がもたらされ、さらに3,800人の高度なスキルを要する雇用が創出される。これらの獲得は、現在5万2,000人を雇用し、毎年189億ポンドの収益を生み出している英国宇宙セクターを基盤としている。

[DW編集局]