[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国 北京市人民政府
元記事公開日:
2025/03/28
抄訳記事公開日:
2025/04/21

2025年中関村フォーラム、重大科学技術成果の発表

AI+”链接千行百业 打造开源开放创新生态 二〇二五中关村论坛年会重大科技成果发布

本文:

3月27日に催された中関村フォーラム開幕式の席上、400余りの科学技術成果の中から10項目の重大成果が選ばれ、発表された。

基礎研究分野で重大なブレークスルーを成し遂げたとして、中国科学院合肥物理科学研究所の超伝導トカマク型核融合エネルギー実験炉「EAST」、中国科学院高エネルギー物理研究所が運営している北京市懐柔区の高エネルギーシンクトロン光源、北京市昌平実験室でのデアミナーゼを用いたフットプリンティングによるヒトゲノム解読技術を選んだ。

また、北京健達生物科技が開発した光感受性タンパク質を用いた遺伝子治療技術が選ばれた。この技術が2025年に臨床試験に入り、今後早く市場に投入されることで、より多くの視覚障害者が視力を取り戻すことが期待されている。

さらに、北京市が進めている 「AI+行動計画(2024-2025年)」に関連して、AIと教育、新素材、医療などの分野との融合に関する政策により数多くの産業、社会、サービスの分野でAIが広く活用されている。

加えて「長安チェーン」(中国初の独立制御可能なブロックチェーンソフトウェアおよびシステム)、RISC-V CPU「香山」をベースにしたハイエンドチップの開発、AIロボット「天工」をプラットフォームとした大学、研究機関での研究活動などオープンソースによるイノベーションエコシステムが選ばれた。

選ばれた10項目は下記のとおり。
・超伝導トカマク型核融合実験炉「EAST」が1000秒レベルの高閉じ込めモードプラズマ運転を達成
・北京懐柔区の高エネルギーシンクトロン光源がビームの放出に成功
・海洋掘削船「夢想号」の就役
・出力60MW、容量600MWh液化空気エネルギー貯蔵実証プロジェクト
・高解像度3次元メゾスコピック蛍光顕微鏡技術
・デアミナーゼを利用した転写因子のフットプリント解析技術
・バイオアジピン酸製造技術
・光感受性タンパク質を用いた遺伝子治療技術
・北京の人工知能の革新的な応用成果
・北京の主要なオープンソースの成果

[DW編集局]