[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国中央人民政府
元記事公開日:
2025/03/24
抄訳記事公開日:
2025/04/22

税制改革で科学技術・イノベーションと産業の革新を支援する

深化税制改革 撬动创新发展

本文:

 今年の全人代での政府活動報告では、地域の実情に応じた新質生産力の発展と、科学技術・イノベーションと産業の革新が統合した発展の推進を提言した。新質生産力を発展するためには、科学技術・イノベーションと産業の革新の両方が不可欠であり、税制が重要な役割を果たすことになる。

 近年、中国は経済社会全体の発展に寄与することに重点を置いて税制改革を進め、特に科学技術・イノベーションを促進するために優遇税制を強化してきた。国が企業のイノベーションを促進するための重要な措置として、研究開発費の控除は継続され、企業の研究開発投資のコストを低減し、研究開発投資の回収期間を短縮化してきた。2024年は、科学技術・イノベーションと製造業の発展を支援するための主要政策により、計2兆6,293億元の減税、手数料削減、還付が行われた(このうち、研究開発費の控除額は8,069億元)。

 優遇税制は科学技術ビジネスインキュベーターや起業プラットフォーム、ベンチャーキャピタル企業にも行われ、スタートアップ企業の成長を支援している。また、企業の成長期、成熟期にあってもハイテク企業に対する研究開発費控除、付加価値税還付や固定資産の加速償却、研究者に対する個人所得税の優遇などの政策は、伝統産業の高度化や新興産業の成長、未来産業の育成を促進してきた。
イノベーションに終わりはなく、政策支援は今後も継続的に改善を進められる。

※ 1人民元は約21円

[DW編集局]