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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2025/03/26
- 抄訳記事公開日:
- 2025/04/22
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連邦教育研究省と科学団体連合が「自由な科学研究が自由で民主的な社会の核心を構成する」と宣言
- 本文:
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(2025年3月26日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
BMBFと科学団体連合(ドイツの主要な科学・研究組織の連合体)は本日、合同会合を開き、科学の自由と研究拠点としてのドイツと欧州を強化することに関する共同宣言をとりまとめた。
本件につき、オズデミルBMBF大臣は次のように語った。
ドイツの大規模な科学団体と共に団結の意思を示す。ドイツとドイツの科学は世界の科学の自由を守っていく。そのために次のことを明確にする:自由な科学と自由な国際交流は社会と経済の発展のために極めて重要な基盤である。科学の自由が自由な民主主義の核心であることを考えると、科学の自由への制約は民主主義そのものへの制約である。同時に次のことも明らかにする:母国で自由に活動することができない研究者に対し、私たちは可能な範囲で、ドイツの科学システムにおける可能性を提供することができるし、そして提供したいと考えている。そのためにも研究拠点としてのドイツと欧州研究圏(ERA)をより魅力のあるものとしていきたい。これに関してヘルムホルツ協会ヴィースラー会長の(Prof. Otmar Wiestler)は、「気候変動やバイオ医学の問題のような現代の地球レベルの課題の解決策を見出すためには、国際協力の強化が必要である。科学界、産業界からの最も優秀な頭脳と、最も著名な研究所による緊密で自由な世界的な協力なくして、私たちが直面する課題を解決することはできない。」と語っている。
[DW編集局]