[本文]
-
- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/04/02
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/02
-
MSCA、2024年の博士課程ネットワークプログラム公募結果を発表し、6億860万ユーロを助成
- 本文:
-
(2025年4月2日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は、2024年マリー・スクウォドフスカ・キュリー・アクション(MSCA)博士課程ネットワークプログラムの公募結果を発表した。
▽欧州委員会は、合計149の卓越した博士課程プログラムに6億860万ユーロの資金支援を行い、学術界内外で1,800人を超える博士候補者を育成する。
▽133の標準的な博士課程プログラムに5億3,690万ユーロの助成を行い、博士候補者を育成する。
▽資金支援には、博士候補者を育成し、産業界や企業など学術界外でのスキル開発を目的とした8つの産業博士課程プログラムへの2,600万ユーロも含まれている。博士候補者は、産学共同の指導を受けることもできる。
▽さらに、共同または複数の博士号取得につながる共同の選考、研修、指導を促進する8つの共同博士課程プログラムに3,300万ユーロが割り当てられる。今回の公募に対し、欧州研究執行機関(REA)は1,417件の応募を受けた。これは、採択率が10.6%であることを意味する。
これらの博士課程プログラムは、EU、Horizon Europe準加盟国、その他の130か国の9,335の組織が参加する国際パートナーシップによって実施されている。選抜されたプロジェクトは18か国の各組織によって統括される。
採択プロジェクトは、エネルギー・ニュートラルな廃水処理に向けた高度な戦略、リハビリテーションロボットの臨床実践への導入、量子に着想を得た気候変動を考慮した不動産価値評価へのアプローチなどの分野で研究を促進する。
産業博士課程プログラムでは、パーキンソン病における人工知能(AI)の活用、社会の慣習や期待に応えられる自律型ロボットの開発、光触媒の産業応用などの領域で博士候補者を育成する。
共同博士課程プログラムでは、例えば、妊娠・産後・子育てへの健全な適応力の構築、スマート音声技術におけるプライバシー、移民に関連する課題への対処方法などに焦点を当てたプログラムを展開する。
MSCA 博士課程ネットワークプログラムの次回の公募は、2025年5月28日に開始される。
[DW編集局]