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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学研究センター(CNRS)
- 元記事公開日:
- 2025/04/09
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/02
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CNRSも外国からの採用を強化へ 若手から熟練までポスト5種類
- 本文:
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国立科学研究センター(CNRS)は4月9日、外国からの転職・転籍を検討している研究者の採用活動強化に乗り出した。「#ChooseCNRS」と銘打ち、若手からベテランまで広く採用枠を設けて優秀な研究者獲得を目指す。
CNRSによると、募集しているポジションは、「ポスドク(Post-doctoral)」「テニュア(Chaire de professeur junior)」「准教授待遇(Chargé de recherche)」「部長・教授待遇(Directeur de recherche)」「インターナショナル・チェア」の5種類。応募して採択された研究者は、EUの資金配分機関「欧州研究会議」(ERC)への1年以内の出向勤務も期待されるとしている。応募希望者は専用のフォーム(表示は英語)にアクセスし、履歴書や研究計画書などを添付する必要がある。
在外研究者の支援をめぐっては、政府が4月18日、CNRSも含むフランス国内の研究・高等教育機関に外国からの転職・転籍を検討している研究者を公募し、そのプロジェクト資金の半分を助成する計画を発表。その募集のためのプラットフォーム「Choose France for Science」(CFS)を、国立研究機構(ANR)が同時に始動させている。CFSは政府の競争的資金を配分するプログラム(「フランス2030」)の一環として行われ、応募時点では各研究者がフランス国内で所属することになる機関は未定だが、今回の「#ChooseCNRS」はCNRSが独自に設ける採用枠である。
[DW編集局]