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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣
- 元記事公開日:
- 2025/04/11
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/14
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Wrightbus社、グリーン輸送革命の強化と経済成長の推進に2,500万ポンドを投資
- 本文:
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(2025年4月11日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣による標記発表の概要は以下のとおり)
北アイルランドを拠点とするバス製造大手Wrightbus社は、次世代の電動および水素バスの開発に向けて、最先端の研究開発に2500万ポンドを投資すると発表した。この発表を受け、ピーター・カイルDSIT大臣は、同社を「変化に向けた計画(Plan for Change)」のもとで英国の経済成長を牽引する象徴的な存在として高く評価した。
同社は、英国で最も急成長しているゼロエミッションバスを製造しており、北アイルランドにおけるハイテク企業やイノベータの成長ネットワークの一部担う。同地域は、活気ある先進製造業と急成長するテクノロジー分野を誇っている。
今回の投資は、画期的なゼロエミッション車の開発、それらの製造に不可欠な部品や技術を提供する英国企業の支援、そして試験能力の向上に充てられる:
・1,000万ポンド:世界で最も効率的な二階建ておよび一階建て電気バスの開発。長距離走行と高速充電を実現し、1回の充電で最大200マイルの走行と2.5時間での再充電が可能。エネルギーコストの削減と化石燃料への依存低減を目指す。
・500万ポンド:英国初となる水素燃料長距離バスの開発。18か月以内の市場投入を目指し、1回の水素充填で最大1,000km走行可能。ディーゼルバスに匹敵する性能と効率を実現し、長距離輸送の脱炭素化を進める。
・500万ポンド:英国最先端の試験施設を活用した製品検証。耐久性、効率性、安全性の厳格なテストを通じて、英国製バスの信頼性と性能で世界基準を確立する。
・500万ポンド:世界水準のテレマティクス・システム(高度車両モニタリングシステム)の開発。リアルタイムの走行データを取得し、車両運行の効率化、ルート最適化、AIによる予知保全を通じてコストを削減する。 [DW編集局]