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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/04/15
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/16
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欧州委員会、2024年版のERAスコアボードとダッシュボードを発表
Progress on European Research Area priorities but continuous investment is still needed
- 本文:
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(2025年4月15日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は2025年4月15日、2024年版の欧州研究圏(ERA)スコアボードとダッシュボードを公表した。ERAスコアボード2024年版によると、EUは 2010年から2022年の間に、オープンサイエンス、ジェンダー平等、国際連携などの分野で進歩を遂げている。例えば、EUにおけるオープンアクセスで利用可能な出版物の割合は56.8%から77.7%に増加し、アカデミックスタッフの最高位(グレードA)における女性の割合は19.7%から27.3%に増加した。EUにおける外国人博士課程学生の割合も、16.3%から22.7%に大幅に増加した。研究開発(R&D)に占める国内総生産(GDP)の割合は、1.97%から2.27%に増加した。
これらの報告書は、ERAの4つの主要なERA優先事項(①真に機能する域内知識市場の深化、②グリーンおよびデジタルへの移行推進とERAにおける社会参加拡大、③EU全域での卓越した研究・イノベーションへのアクセス向上、④協調的な研究・イノベーション投資と改革の推進)に関して、EU加盟国およびHorizon Europe準加盟国が達成した進歩に関する洞察とデータを提供している。
ERAスコアボードとダッシュボードは、ERAモニタリング・メカニズムの中核機能であり、ERAにおける証拠に基づく政策立案を支援する。ERAスコアボードでは、データが公開されている19の研究・イノベーション(R&I)指標を通じて、EUレベルでの4つのERA優先領域の進捗状況を概説している。ERAダッシュボードでは、50を超える指標に基づく国レベルでのより詳細な分析が提供され、成果と継続的な改善が必要な領域が示されている。
[DW編集局]