[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
政府法令検索サイト「Légifrance」
元記事公開日:
2025/04/25
抄訳記事公開日:
2025/05/19

予算執行を一部停止へ 「研教費」3.87億、「FR2030」も2.25億ユーロ

Décret n° 2025-374 du 25 avril 2025 portant annulation de crédits

本文:

 政府は4月25日、すでに可決・成立している今年の一般会計予算のうち、約0.46%にあたる26億5,957万7,950ユーロ(当該年支払額(Crédit de paiement)ベース。以下すべて同じ)の執行を停止するデクレ(政令に相当)を公布した。計34種類ある主要経費枠のうち26種類が一部停止の対象となり、高等教育・研究機関への基盤的投資などを増強する「複数年研究計画」の財源枠や、重点投融資計画「フランス2030」の枠も含まれる。

 今年2月に議会で可決・成立した一般会計予算は、総額5,823億9,698万3,244ユーロだったが、財政難に苦しむ政府が引き締めを図った形だ。

 このうち「高等教育・研究費」(執行停止前309億0,924万9,677ユーロ)は、約1.25%に相当する3億8,683万8,687ユーロを停止。高等教育・研究機関への中長期的な増資を図る「複数年研究計画」の対象枠(プログラム150号、172号、231号の合計。執行停止前268億4,586万5,300ユーロ)については、約0.96%にあたる2億5,743万6,976ユーロを差し止める。

 また重点投融資計画「フランス2030」の専用枠「2030年のフランスのための投資費」(執行停止前52億6,528万5,842ユーロ)については、約4.27%にあたる2億2,500万1,219ユーロの執行を止める。

[DW編集局]