中国の知財強国建設に関する関係省庁合同会議は「2025年知的財産強国建設推進計画」を発表し、以下のとおり知財制度の改善や知財の保護強化など7項目、118の重点課題を明らかにした。

・知財関連法規の改正、知財政策の改革、新興分野や特定分野における知財ルールの改善
関連法規の改正で効率的な総合的な管理体制を構築して「第15次5カ年計画」の知財計画を策定し、知財保護ルールを構築する。
・司法・行政面からの知財保護強化
知的財産権侵害に対する懲罰的賠償制度の改善と徹底、知財訴追の遂行、特別法執行の組織と実施などの措置を強化する。
・知財の質の向上、応用強化、市場化の推進
特許・商標審査の質と効率の向上、重要技術研究に対する知財支援システムの改善、特許の移転と応用に関する措置を実施するとともに、特許集約型産業と著作権産業を育成・発展させ、知的財産金融などの施策を展開する。
・知財関連サービスの機能向上
知財公共サービス包括プロジェクトの進展、知財代理業界に対する監督の強化など、公共の知財サービスを強化する。
・知財のための良好な人的・社会的環境の整備
・グローバルな知財ガバナンスへの参画
・政府組織による支援

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　なお、2025年知財強国建設推進計画の全文（中国語）は下記を参照のこと。
https://www.cnipa.gov.cn/module/download/downfile.jsp?classid=0&showname=2025%E5%B9%B4%E7%9F%A5%E8%AF%86%E4%BA%A7%E6%9D%83%E5%BC%BA%E5%9B%BD%E5%BB%BA%E8%AE%BE%E6%8E%A8%E8%BF%9B%E8%AE%A1%E5%88%92.pdf&filename=505cfd4b42ba4b7c8a0dad7b9324b5a0.pdf

[DW編集局]