[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/04/16
抄訳記事公開日:
2025/05/22

欧州委、エコデザイン規則とエネルギーラベル規則の作業計画を発表

Commission rolls out plan to boost circular and efficient products in the EU

本文:

(2025年4月16日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は2025年4月16日、「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」および「エネルギーラベル枠組み規則(ELFR)」に関する2025〜2030年の作業計画を採択した。

この計画では、今後5年間でエコデザイン要件およびエネルギーラベル要件の導入を優先すべき製品リストを示している。これにより、「クリーン産業ディール」および「競争力コンパス」に沿って、持続可能で修理可能、循環型かつエネルギー効率の高い製品の普及が欧州全域で促進される。

優先的に要件が適用される製品は、鉄鋼、アルミニウム、繊維製品(特に衣料品)、家具、タイヤ、マットレスの6分野で、いずれも循環経済への貢献が期待されるものとして選定された。

EUレベルで製品の持続可能性要件を統一することにより、単一市場の強化、貿易障壁の回避、公平な競争環境の整備、行政負担の軽減、そして持続可能な製品を提供する企業の国際競争力の向上が図られる。

さらに欧州委員会は、消費者向け電子機器や小型家電などの製品に対し、修理可能性に関する横断的な要件を導入する予定である。これには、修理のしやすさを点数化した「修理スコア」の導入や、電気・電子機器のリサイクル可能性に関する基準の設定が含まれる。

[DW編集局]