[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦研究技術宇宙省(BMFTR)
元記事公開日:
2025/04/08
抄訳記事公開日:
2025/05/27

社会イノベーションと公共福祉を志向する企業のための国家戦略で成果

Bundesregierung hat entscheidende Fortschritte für Soziale Innovationen und Unternehmen der Social Economy erzielt

本文:

(2025年4月8日付、ドイツ連邦研究技術宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)

「社会イノベーションと公共福祉を志向する企業のための国家戦略」が採択されてから1年半が経過し、全施策の77%が成功裡に実施され、その効果を発揮している。これに関するモニタリング報告書を、連邦経済・気候保護省(BMWK)および連邦教育研究省(BMBF)の事務次官が、約700人が参加した第1回全国フォーラム「社会イノベーションと公共福祉を志向するのためのフォーラム」において発表した(省名はいずれも再編前)。

フートマッハー(Karl Eugen Huthmacher)BMBF事務次官は、次のように述べた。「社会イノベーションは、社会的課題に対して迅速かつ効果的に対応する力をもっている。それは市民社会、科学、企業における革新的なアイデア、そして何よりも集団的なコミットメントから生まれる。それゆえ、社会イノベーションは技術的主権と並び、ドイツの未来への備えとして欠かすことができない柱である。私たちは、社会が直面する重大な課題に対して創造的かつ革新的な解決策を講じるとともに、科学の現場から生まれた社会的イノベーションを実践へと移していく必要がある。本日のフォーラムは、未来を革新によって切り拓こうとする人々への支援と賞賛の場でもある。」

クルッティヒ(Bernhard Kluttig)BMWK事務次官も、次のように語った。
「社会経済は、社会変革を推進する強力な原動力であると同時に、ビジネス拠点としてのドイツにとって極めて重要な経済的要素である。私たちはこの分野を支援するため、政府戦略を精力的に推進してきた。11の行動分野にわたる70の施策の多くが、すでに具体的な形となって現れている。たとえば「持続的な関与・活動」プログラムでは、ドイツ全土で適切なコンサルティング、情報提供、ネットワーキングの機会を提供し、企業の革新と成長を後押ししている。また、新たに創設した「マイクロメザニン ファンドⅢ」では、特に中小企業や有望な起業家に対する資金調達支援を強化しており、公益志向の企業は最大15万ユーロのメザニン融資を受けることができる。」

さらにBMBFは、「イノベーション社会」プログラムや、UnternehmerTUMが実施する「社会インパクト共和国」プログラム、その他のパートナーと連携しながら、効果的かつ革新的なアプローチの支援を進めている。

[DW編集局]