[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Vallance卿
元記事公開日:
2025/05/07
抄訳記事公開日:
2025/06/05

AI主導の成長を加速し公共部門を刷新するべく、政府フェローシップで25人のトップクラス技術系人材を募集

Applications open to bring 25 top tech minds into government, to accelerate AI-driven growth and modernise public sector

本文:

(2025年5月7日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Vallance卿の標記発表の概要は以下のとおり)

英国政府は、25名の優れた科学技術者を公共部門に配置する新たなフェローシップ・プログラムの募集を開始した。

一流の科学者、技術者、イノベーターたちが、経済成長を促進し、新興技術を活用して「変化に向けた計画」を推進するため、政府内で任期付きの職務に就くことが求められている。

25名の募集枠が設けられ、選出された専門家はDSITフェローシップの一環として、12か月間にわたるパートタイムの出向機会を得ることとなる。彼らは、英国をAI大国とすること、デジタルおよびサイバー分野の強靭性を高めること、半導体分野でのリーダーシップを確保すること、量子技術を進展させること、そしてデジタル・インクルージョンを推進することに貢献する。

DSITフェローは、国家戦略の策定に携わることで、差し迫る政策課題に対処し、イノベーションの成果が国民および企業にとって実質的な利益となるよう取り組む。これにより、より安全で、インクルーシブかつデジタルに支えられた社会の実現を目指す。このフェローシップは、政府と技術エコシステムとの間に独自の架け橋を築くものであり、政策立案に専門知見を注入するとともに、卓越した人材に対して国家意思決定の中枢に関わる機会を提供するものである。

募集締切は6月3日で、王立協会、王立工学アカデミー、医科学アカデミー、techUK、IET、英国標準化研究所などのパートナー組織に現在雇用され所属している専門家がDSITフェローの対象となる。
今回のフェローシップ募集は第3回目にあたり、フェローの配置は、①AI、②技術(半導体、デジタル標準化、テレコムレジリエンスなど)、③未来の思考(量子、気候の安全保障、宇宙政策など)、④公共セクター・イノベーション、の4テーマにわたる。

[DW編集局]