[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国王立協会
元記事公開日:
2025/05/19
抄訳記事公開日:
2025/06/18

王立協会、世界的研究人材の英国招聘に向け3,000万ポンドの新規支援策を発表

Royal Society announces £30m fund to attract global talent over next two years

本文:

(2025年5月19日付、王立協会の標記発表の概要は以下のとおり)

王立協会は、世界中から優れた研究者を英国に誘致し、国内の大学および研究機関において世界をリードする研究グループの形成と発展を支援するため、今後2年間で最大3,000万ポンドのファンディングを行うと発表した。

これは、「ファラデー・フェローシップ(Faraday Fellowship)」を通じて推進される新たな国際招聘で、1名または1研究グループあたり最大400万ポンドが5年から10年の期間にわたり提供される。標準的な上限額は400万ポンドとされているが、例外的に優れたケースにおいては、これを超える支援も検討される。

3,000万ポンドのファンディングの内訳として、王立協会は「ファラデー・ディスカバリー・フェローシップ基金」から2,000万ポンドを拠出し、英国への移住を希望する中堅研究者を対象とした迅速な受け入れ枠を設ける。さらに、同協会から追加で1,000万ポンドを拠出し、中堅以外の研究者に対しても支援が拡充される。

本フェローシップ制度の応募資格等の詳細は、6月末までに公表される。

[DW編集局]