高等教育・研究省は11日、高等教育・研究・イノベーション関係の統計をまとめた今年の年次統計「EESRI」（L’État de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation en France 2025）を発表した。毎年発表されており、フランスの高等教育・研究・イノベーションを調査・分析するうえで重要な資料となっている。

　今年の新しい項目としては、▽「『学術的・文化的・職業専門的性格を有する公施設法人』（EPSCP）（大半の国立大学やグランドゼコールが分類される）の教員資格を持つ者の離職状況」▽「修士課程の入学への応募状況」▽「技術士（アンジェニア）資格取得者やマネジメント科学での修士号取得相当（BAC+5）の国内での就職状況」▽人工知能（AI）に関して「企業におけるAI研究開発」「AIでの論文発表や特許」、▽「持続可能性の研究に関する論文発表」――などが盛り込まれている。

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　同省により抜粋・強調されている主なデータは以下の通り。

▽高等教育機関の学生数：296万5,400人
▽大学に登録している学生数：160万4,200人
▽（国立ではない）私立学校の学生数：78万9,900人
▽社会保障上の基準から奨学金を得ている学生数：67万9,044人
▽博士課程に在籍している学生：6万9,600人
▽高等教育機関での教育の国内投資額：430億ユーロ
▽国内向けの研究開発投資：590億ユーロ
▽環境対策向けの研究開発投資：57億ユーロ
▽AIの研究開発投資：17億ユーロ

[DW編集局]