[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2025/07/08
抄訳記事公開日:
2025/08/06

NSFが第2回「地域イノベーションエンジン」選定の最終審査に進む29チームを発表

NSF advances 29 semifinalists in the second NSF Regional Innovation Engines competition

本文:

(2025年7月8日付、国立科学財団(National Science Foundation: NSF)の標記発表の概要は以下の通り)

NSFは、第2回「NSF地域イノベーションエンジン」選定の最終審査に進む29チームを発表した。これらのチームは、エネルギー供給網の安全保障、重要鉱物の採掘効率の最大化、先進光学センサーの開発など、重要技術およびアプリケーションを対象としている。29のチームの多くは1年以上にわたり地域連携体制の構築に取り組んでおり、米国の大学、非営利団体、民間企業、その他の機関が主導している。

本プログラムは、初回の採択から2年を経て成果を見せ始めている。1億3,500万ドルの初期投資に対し、民間企業、慈善団体、州および地方政府からのマッチングコミットメントにより、これまでに10億ドル以上の資金を調達している。

今回も初回と同規模の投資が見込まれ、新たな地域におけるイノベーション・エコシステムの構築が支援される。本プログラムは、米国に変革をもたらし、今後数十年にわたり主要技術分野における国際競争力を確保するものである。

2024年初夏、NSFは第2回公募に対し約300件の意向表明書(Letter of Intent: LOI)を受領した。NSFは申請者に対し、地域チームを編成し、2024年8月の予備申請締切までに連携体制を整えるよう促した。予備申請審査を経て、71チームが2025年春を締切とする本申請の提出に選ばれ、そこから今回の29チームが選出された。

NSFは最終審査において、バーチャル形式のライブ評価を通じ、各チームの地域連携体制、申請書に記載されたリーダーシップチームと中核パートナーの連携体制、研究開発および成果の実用化に関する構想を精査する。最終選考結果は2026年初頭に発表される予定である。

[DW編集局]