[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦研究技術宇宙省(BMFTR)
元記事公開日:
2025/07/08
抄訳記事公開日:
2025/08/21

BMFTR、研究インフラ優先プロジェクトを選定—国際競争力と技術主権確保に向けて

Bär: Forschungsinfrastrukturen spielen Schlüsselrolle für unsere internationale Wettbewerbsfähigkeit

本文:

(2025年7月8日付、ドイツ連邦研究技術宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)

ベア(Bär)BMFTR大臣は本日、科学審議会(Wissenschaftsrat)および評価委員会の代表者と共に、広範な研究インフラに関する国家優先順位付け手続きから、最も有望なプロジェクトのショートリストを発表した。

ベアBMFTR大臣は次のように述べた。「研究とイノベーションへの大胆な投資により、将来にわたり国際競争力を維持する基盤を築いている。研究インフラはここで重要な役割を果たす。研究インフラの選定は、ドイツの革新力に影響を与える戦略的かつ財政的な重要決定である。選ばれたインフラは、科学的卓越性と計画の成熟度に関して最高水準を満たしている。」

ヴィック(Prof. Wolfgang Wick)科学審議会長は、「ショートリストは多様な分野の研究インフラの将来を見据えた先進的なポートフォリオである。収録されたプロジェクトは大きな科学的可能性を持ち、多数の研究者にオープンアクセスを提供し、国際的にも重要な研究分野に資する。これにより、ドイツの科学システムの構造強化に貢献する」と述べた。

イ評価委会 イノベーション・移転担当広報のカントナー(Prof. Uwe Cantner)氏は、「ショートリストのプロジェクトは、科学の枠を超えたイノベーションと技術移転の潜在力を示している。これらは将来の市場を切り開き、ドイツおよびEUの技術主権の確保に寄与する。」と述べた。

評価委員会 コスト・リスク担当広報のゾンネマン(Dr. Florian Sonnemann)氏は、「複雑な大規模プロジェクトには確実な計画基盤と堅牢なリスク管理が必須だが、ショートリストのプロジェクトはこれらの要件を満たしている」と指摘した。

2024年、BMFTRは広範な研究インフラの優先順位付け手続きを開始し、2015年の研究インフラロードマッププロセスに沿い将来の決定のための基盤資料を整備している。

科学審議会は、ショートリストのプロジェクトの進展を注意深く見守りつつ、BMFTRは関係機関や州と協議のうえ進める予定である。

[DW編集局]