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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2025/08/22
- 抄訳記事公開日:
- 2025/09/02
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NSF、AI教育推進と次世代STEM人材育成に向けた資金提供を発表
- 本文:
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(2025年8月22日付、国立科学財団(National Science Foundation: NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)
NSFは、トランプ大統領の「米国の若者向けAI教育推進に関する大統領令」の主要要素を実施する新たな資金機会として、2件のDear Colleague Letter(DCL)[編集局注:研究者や研究機関に向けた呼びかけ文書]および1件のプログラム公募を発表した。これらは、K-12(概ね初等・中等教育課程に相当)におけるAI教育のリソース拡充、教員研修の強化、AIツールやサービスを活用したSTEM(科学・技術・工学・数学)教育の改善を目的としている。
具体的な取り組みを以下に示す。
▽DCL「K-12向けAI教育リソース拡充」
既存のAI・コンピュータサイエンス教育プロジェクトを対象に、K-12向けAI教育活動の改善・拡大・実施に向けた補助金申請を募集する。対象は年齢に適したAI教育、リテラシー教育、およびAI教育における技術活用に関する具体的な教育活動である。▽DCL「高校生向けAIキャリアおよび高度技能人材育成機会の拡充」
高校生に早期に質の高いAI学習機会にアクセスできる環境を提供することで、米国のAI人材の強化および教育・イノベーションのパイプラインの強化を目指す。対象には、AI関連コース、認定プログラム、デュアル・エンロールメント(高等教育との併修プログラム)などが含まれる。▽「NSF STEM K-12」プログラム公募
AIや新興技術を活用してSTEM教育を探究・改善する革新的・学際的研究を支援する。新しい教育ツールやフレームワークの開発、公式・非公式教育の優れた事例の活用、科学的探究の新たな手法の開拓に焦点を当て、教室での実践への応用に重点を置く。 [DW編集局]