[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/07/09
抄訳記事公開日:
2025/09/03

欧州委、EU準備連合戦略に基づき「EU備蓄戦略」と「医療対策戦略」を発表

EU Stockpiling and Medical Countermeasures Strategies to strengthen crisis readiness and health security

本文:

(2025年7月9日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は2025年7月9日、「EU備蓄戦略 (EU Stockpiling Strategy)」と「医療対策戦略(Medical Countermeasures Strategy)」の2つの新たな取り組みを発表した。2025年3月のEU準備連合戦略(EU Preparedness Union Strategy)に基づいており、欧州の市民、社会、企業、経済にとって不可欠な物資へのアクセスを改善することを目的としている。特に大規模な停電、自然災害、紛争、パンデミックなどの危機の際しても、必需品や救命医療資材の供給が常時確保される体制の構築を目指している。

■ EU備蓄戦略

EU備蓄戦略は、危機発生時に食料、水、石油、燃料、医薬品といった不可欠な物資を確保することを目的とする。これは、EUとして初めて策定された包括的な備蓄方針である。

主な施策として次の例がある。
・加盟国と連携してEU備蓄ネットワークを構築し、ベストプラクティスを共有、備蓄の調整、共同提言の策定を行う。
・情報共有を通じて在庫の不足や重複を特定し、加盟国間およびEUとの協力を強化する。

■ 医療対策戦略

気候変動、生物多様性および生態系の劣化、地政学的課題の影響により、感染症の発生や抗菌薬耐性が深刻化する中、EUの医療対策戦略は、命を救う医療ツールの開発・生産・展開・アクセスを加速することを目的とする。

主な施策として次の例がある。
・医療対策アクセラレーター(Medical Countermeasures Accelerator)、研究開発ハブ、HERA Investプログラムの拡充を通じてイノベーションを推進する。
・EU FABの常時稼働能力および新設のRAMP UPパートナーシップを活用し、スケーラブルな生産体制を確保する。

[DW編集局]