[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2025/08/12
抄訳記事公開日:
2025/09/03

DOE、先進的原子炉パイロットプログラムで11プロジェクトを選定

Department of Energy Announces Initial Selections for New Reactor Pilot Program

本文:

(2025年8月12日付、エネルギー省(Department of Energy: DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)

DOEは本日、先進的原子炉パイロットプログラムを正式に開始し、先進的原子炉技術の実証・展開を目指す11プロジェクトを選定した。DOEは選定企業と協力し、2026年7月4日までに少なくとも3基の試験用原子炉を建設・運転し、臨界を達成することを目標としている。今回の選定は、原子炉試験の効率化に向けた重要な一歩であり、将来の商業ライセンス取得を迅速化する新たな道筋を開くものと位置づけられる。

本プログラムは2025年6月に発表され、トランプ大統領の大統領令「DOEにおける原子炉試験の改革」に基づきDOE内の原子炉試験体制を改革するものである。今回選定された企業はAalo Atomics、Antares Nuclear、Atomic Alchemy、Deep Fission、Last Energy、Oklo(2プロジェクト)、Natura Resources、Radiant Industries、Terrestrial Energy、Valar Atomicsである。これらの企業は、DOE認可プロセスを通じて民間資金の調達や将来的な商業ライセンス取得を迅速化できる。各企業は試験炉の設計、製造、建設、運転、廃止措置にかかる全費用を負担し、DOEは安全かつ効率的に先進原子炉技術の実用化を加速させるために協働する意向である。

[DW編集局]