[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2025/08/13
抄訳記事公開日:
2025/09/10

トランプ大統領、戦略的医薬品有効成分備蓄(SAPIR)の強化に関する大統領令に署名: 国内医薬品サプライチェーンの確保を目指す

Fact Sheet: President Donald J. Trump Ensures American Pharmaceutical Supply Chain Resilience by Filling the Strategic Active Pharmaceutical Ingredients Reserve

本文:

(2025年8月13日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)

トランプ大統領は本日、戦略的医薬品有効成分備蓄(Strategic Active Pharmaceutical Ingredients Reserve: SAPIR)に重要な医薬品成分を確保し、必須医薬品の国内サプライチェーンの回復力を確保するための大統領令に署名した。米国では、処方薬に用いられる医薬品有効成分(API)のうち、国内製造は約10%にとどまり、国外依存によるサプライチェーンの脆弱性が指摘されてる。バイデン政権は、サプライチェーン関連事業に数十億ドルを投じながらも、国内生産の拡大やSAPIRの整備を進展させることができなかった。

本大統領令は、保健福祉省(HHS)内の準備・対応担当次官補局(ASPR)に対し、国民の健康と安全にとって不可欠な約26種類の医薬品リストを作成し、これらの製造に必要なAPIを受け入れ、保管するためSAPIR備蓄庫を整備するよう指示している。また、ASPRには、これらの重要なAPIの6か月分の供給を確保し、可能な限り国内製造品を優先して調達・備蓄することが命じられている。さらにASPRは、2022年の必須医薬品86種類のリストを更新し、それらについても6か月分のAPI備蓄計画を提案することを求められている。加えて、医薬品サプライチェーンのレジリエンスを一層強化するため、第2のSAPIR備蓄庫の開設に関する提案を策定するよう指示されている。

[DW編集局]