[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
イノベーション審議会(EFI)
元記事公開日:
2025/08/06
抄訳記事公開日:
2025/09/17

EFI新体制:マンハイムZEW・ギーセン大学のベルチェク教授が議長に就任

Irene Bertschek zur neuen EFI-Vorsitzenden gewählt

本文:

(2025年 8月6日付、イノベーション審議会(EFI)の標記発表の概要は以下のとおり)

EFIは、新議長として、マンハイムのライプニッツ欧州経済研究センター(ZEW)およびギーセン大学のベルチェク(Prof. Irene Bertschek)教授を迎えることを決定した。あわせて全会一致で、パッサウ大学のホイスラー(Prof.Dr. Carolin Häussler)教授を副議長に選んだ。2019年6月以来本審議会議長を務めてきたカントナー(Prof. Dr. Uwe Cantner)イエナ大学教授は、2015年にメンバーに就任、任期満了で退任する。

ベアBMFTR大臣は、次のように述べた。「カントナー教授は、ドイツの研究・イノベーションシステムの発展に大いなる貢献をした。在任中に取り上げたテーマ、宇宙、人工知能(AI)、量子技術などは、ドイツのハイテク・アジェンダの重要なテーマである。彼の貢献によりドイツは研究・ノベーション拠点としての地位を固めた。同時に新議長のベルチェク教授と新副議長のホイスラー教授には大いに期待している、そして協力できることを楽しみにしている。」

ベルチェク教授は次のように述べた。「ヨーロッパおよびドイツにおける成長の弱さおよび技術的遅れは、研究・イノベーションシステムに課題を突き付けている。エビデンスに基づいた分析とイノベーション政策に関する提言が求められており、EFIチームと共に、提案を創り上げることを楽しみにしている。」

ホイスラー教授は次のように述べた。「ドイツが重要技術と将来技術で、指導的役割を果たすためには、明確なイノベーション政策の方向性と、信頼できる枠組みにより、研究・イノベーションに自由を与え、挑戦意欲を高め、障害を着実に取り除くことが必要である。」

ホイスラー教授はさらに、次のように述べた。「デジタル庁を創設し、デジタル化分野の専門性を集約する大きなステップを踏み出すことが出来たのもカントナー教授の功績である。ミッション志向の研究・イノベーション政策やSPRIND(飛躍的イノベーション機構)自由法も主導的に推進した。」

[DW編集局]