[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省(MESR)
元記事公開日:
2025/08/19
抄訳記事公開日:
2025/09/18

ギアナ宇宙センター、新規打ち上げオペレーターを迎え欧州の自律的宇宙アクセスを強化

Le Centre Spatial Guyanais accueille de nouveaux opérateurs de lancement

本文:

(2025年8月19日付、高等教育・研究担当省(MESR)の標記発表の概要は、以下のとおり)

フィリップ・バティストMESR大臣およびマルク・フェラッチ産業・エネルギー大臣(いずれも当時)は、アリアン6号の商業的成功が2度続いたことを受け、ギアナ宇宙センターにおける新たな打ち上げオペレーターのライセンス契約締結を歓迎した。セビリア・サミットの決議事項を実行し、宇宙におけるよりダイナミックで競争力のある欧州の実現を目指す。

2023年11月、欧州宇宙機関(ESA)加盟国がセビリア首脳会議で採択した決議により、フランスは、国立宇宙研究センター(CNES)ギアナ宇宙センター(CSG)からロケット「ベガ」を打ち上げる10年間のライセンスをイタリアのAVIO社に付与した。

この契約により、CSGはアリアンスペースと並んで新たなロケットおよび打ち上げサービス提供者を迎え入れ、欧州の宇宙基地としての役割を確立するとともに、欧州およびその企業が宇宙に自律的にアクセスできる体制を強化することになる。

CSGからの打ち上げスケジュールは、ESAおよび全事業者が関与するガバナンスの下、CNESによって管理され、次第に多様化・拡大する欧州のロケット群の利用に対応している。

[DW編集局]