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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国保健福祉省(HHS)
- 元記事公開日:
- 2025/08/27
- 抄訳記事公開日:
- 2025/09/18
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HHS、医学教育機関に包括的な栄養教育と研修の実施を要請
Secretaries Kennedy, McMahon Demand Comprehensive Nutrition Education Reforms
- 本文:
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(2025年8月27日付、米国保健福祉省(HHS)による標記発表の概要は次のとおり)
HHSは本日、教育省(ED)の支援を得て、米国の主要な医学教育機関に対し、包括的な栄養教育と研修を実施するよう求める大規模なイニシアチブを発表した。本取組みは、トランプ政権およびケネディ長官の「米国を再び健康にする(Make America Healthy Again: MAHA)」アジェンダの一環であり、食事改善と公衆衛生対策を通じた予防と慢性疾患の削減を優先課題としている。
米国では年間4.4兆ドル以上を慢性疾患・精神保健医療に費やしているが、食生活に関連する慢性疾患で毎年推定100万人が死亡している。そして、栄養が疾病予防の強力な手段の一つであるという証拠があるにもかかわらず、医学生の大多数は栄養カウンセリングに関する訓練をほとんど、あるいは全く受けずに医学部を卒業している。
2024年に発表された研究では、米国医学部の75%が臨床栄養の必修授業を設けておらず、卒後臨床研修プログラムのわずか14%のみが栄養カリキュラムを必修化している。
HHSは、医学教育の全過程における栄養教育の水準向上を求めている。HHSとEDは、6つの重要分野(医学部入学前基準、医学部カリキュラムへの統合、医師免許試験、研修医要件、専門医認定、継続教育)に栄養教育要件を組み込むよう求めている。
HHSは米国の医学教育機関に対し、9月10日までに栄養教育の取組みに関する計画書を提出するよう求めた。
[DW編集局]