[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
国家自然科学基金委員会(NSFC)
元記事公開日:
2025/09/04
抄訳記事公開日:
2025/10/07

NSFC、AIを活用した先端材料研究に関するシンポジウム開催

“材料科学模型驱动基础理论创新与前沿材料发现新方法研讨会”召开

本文:

(2025年9月4日付、NSFC発表の概要は以下のとおり)

国家自然科学基金委員会(以下、NSFC)工程材料科学部が主催し、北京科技大学が運営する「材料科学モデル駆動基礎理論イノベーション・先端材料発見新方法シンポジウム」がこのほど、北京で開催された。
NSFCの陸建華副主任は開会の挨拶で、AIと材料計算設計、材料実験技術の高度な融合に言及し、AIを活用していかに革新的な材料研究の新手法・新法則・新理論を創出するかが、この分野の今後の発展の鍵であると述べた。
今回のシンポジウムでは1つの基調講演と5つのテーマ講演を設定し、「材料データサイエンス」「AI手法イノベーション」「材料科学大規模モデルとインテリジェントエージェント」などのテーマを中心に3つの分科会による専門討議を実施した。シンポジウムでは将来の科学基金配分に重要な参考を提供し、AIと材料科学の高度な融合と相互発展を共同で推進していくため、AIと材料科学の学際分野の現状・動向を体系的に分析し、利用可能データの断片化、材料AIアルゴリズムに存在する「物理ブラックボックス」、専門大規模モデルの欠如などの課題を整理し、データリソース共有の推進、基礎研究体制のイノベーション、評価システムの最適化などの分野発展策を提起し、高品質材料データベースの構築、材料専用アルゴリズムの研究開発、材料科学大規模モデルの発展などの重点方向を明確化した。
今回のシンポジウムには、全国の大学、研究機関から70余名の専門学者など参加した。

[DW編集局]