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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究省(MESR)
- 元記事公開日:
- 2025/09/16
- 抄訳記事公開日:
- 2025/10/17
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仏独、研究ロードマップに署名 AI、核融合、革新的イノベーション分野で協力強化
- 本文:
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(2025年9月16日付、高等教育・研究省(MESR)の標記発表の概要は、以下のとおり)
MESRは、8月28日と29日に南仏トゥーロンで開催された仏独閣僚会議において、ドイツの連邦研究技術宇宙省(BMFTR)と共同で仏独研究ロードマップに署名した。
このロードマップは、仏独両国の研究・イノベーション関係者による数か月にわたる協働と、6月16日にベルリンで開催された仏独研究フォーラムの成果を受けたものである。
第8回フォーラムで、両省は堅固な基盤と信頼にもとづく深いパートナーシップを示した。また研究・技術・イノベーション・宇宙といった、仏独関係の新たな段階における重要分野での協力強化の決意を再確認した。
さらにベルリンとパリにある自然史博物館同士の協力が紹介され、研究安全保障をテーマに意見交換が行われた。2024年に開始された水素研究および次世代電池の共同研究プログラムは初期成果を挙げ、産業界のニーズと結び付けながら欧州全体で加速している。
さらに、このフォーラムでは、本発表文の附属書に示された人工知能(AI)、核融合研究、破壊的イノベーションの3分野における将来志向の協力関係が強調された。
AI分野では、戦略的な科学的予見を可能にするガバナンスを整備し、国際的人材を惹きつける魅力を高め、戦略的研究・イノベーションプロジェクトを立ち上げ、両国のAI研究・イノベーション・インフラを強化する。
核融合分野では、核融合エネルギー開発に不可欠な技術の早期成熟を目指し、特定領域での仏独研究機関間の協力を促進する。
革新的イノベーションでは、知見・経験・ベストプラクティスをより緊密に共有し、この重要分野でのより効果的な協力手段を模索するとしている。
両国の研究主管省は、集中的な共同活動を継続し、2026年上半期に会合を開いてフォーラムのフォローアップを行う方針を再確認した。
[DW編集局]