[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2025/09/25
抄訳記事公開日:
2025/10/27

NIH、動物モデル依存の低減に向けオルガノイドモデリングセンターを設立

NIH establishes nation's first dedicated organoid development center to reduce reliance on animal modeling

本文:

(2025年9月25日付、国立衛生研究所(NIH)の標記発表の概要は以下のとおり)

NIHは本日、動物モデルへの依存を減らすため、標準オルガノイドモデリング(Standardized Organoid Modeling:SOM)センターの設立を発表した。本センターは、最先端技術を活用して標準化されたオルガノイド研究手法を確立し、患者中心で再現性の高い研究成果を創出することを目的とする。初期3年間で総額8,700万ドルが拠出され、NIH傘下のフレデリック国立がん研究所内に設置される。

オルガノイドとはヒト臓器の構造と機能を模した小型の組織モデルであり、動物実験の代替として注目されている。しかし現在は多くが学術機関で試行的に作製されており、再現性に課題がある。SOMセンターはAIやロボティクスなどの技術を用い、標準化されたモデルを開発・提供し、規制当局の承認を得て物質開発の加速を図る。

SOMセンターは、学術界・産業界・政府機関の科学者や臨床医を含む幅広い利用者を支援し、手順書・データ・試料へのアクセスをオープンにして国際共同研究を推進する。当初は肝臓・肺・心臓・腸のオルガノイド開発に注力し、今後は他の臓器や疾患特異的モデルにも拡大する予定である。

この取り組みは、NIH戦略イニシアチブ部門が国立がん研究所、国立アレルギー・感染学研究所、国立ヒトゲノム研究所、トランスレーショナルサイエンス推進センターなどと連携して推進し、科学コミュニティの連携と発展を促進するものである。

[DW編集局]