[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/10/06
抄訳記事公開日:
2025/11/14

EUと日本、2025年末までのHorizon Europe準参加交渉妥結に合意

The EU and Japan committed to conclude negotiations on the association to Horizon Europe in 2025

本文:

(2025年10月6日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

EUと日本は2025年10月6日、研究・イノベーション分野における協力を一層深化させる決意を再確認した。京都で開催された「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム:Science and Technology for Society Forum)」に際し、エカテリーナ・ザハリエヴァ欧州委員(スタートアップ・研究・イノベーション)と城内実内閣府特命担当大臣(科学技術政策)は、世界的課題への対応と競争力強化における研究・イノベーションの重要性を共有した。

Horizon Europeへの日本の参加に関する正式交渉は、2024年11月29日に開始された。両者は今回、Horizon Europeおよび関連EUプログラムへの日本の準参加に関する交渉を2025年末までに妥結することに合意した。これにより、日本の研究者や機関は、2026年と2027年の作業計画においてEUの研究者や機関と対等な立場で参加できるようになる。最大の共同研究領域であり、気候、エネルギー、モビリティ、デジタル、産業・宇宙、医療などの地球規模の優先課題に取り組むHorizon Europeの第2の柱(Pillar II)に重点を置いて参加する見通しである。

また、両者は、先端材料対話(EU-Japan Enhanced Dialogue on Advanced Materials)の下で設置された専門家グループ報告書の公表を歓迎した。12人の主要な専門家からなる独立の専門家グループは、建設、エネルギー、モビリティ、エレクトロニクス、データ駆動型研究開発の5つの優先分野における共通の重要課題と補完的な強みを特定した。今後、これらの提言は、共同プロジェクトや政策対話など、EUと日本の新たな協力イニシアチブの中で推進される。

[DW編集局]