（2025年10月14日付、ドイツ連邦経済エネルギー省（BMWE）と連邦デジタル・国家近代化省（BMDS）の標記共同発表の概要は以下のとおり）

今日のde:hubエコシステム・フォーラムでは、スタートアップの創業者、中小企業の代表者、そしてde:hubコミュニティが集い、革新的なスタートアップと既存の中小企業との協力機会が主要なテーマとして取り上げられている。

BMWEとBMDSは、共同でde:hubイニシアチブの戦略的再編を発表した。目的は、中小企業、スタートアップ、研究、政策分野の協力を一層強化し、長期的にドイツの革新力を確保することである。

BMWE政務次官で中小企業担当のコネマン（Gitta Connemann）氏は、次のように述べた。「de:hubエコシステム・フォーラムは、スタートアップ、中小企業、科学界の協力がいかに大きな潜在力を持つかを示している。新体制により、スタートアップと経済の中核を担う中小企業がより緊密に結び付けられ、ドイツのイノベーション拠点としての地位を強化する新たなパートナーシップが生まれる。de:hubは、革新的なビジネスモデルや将来志向の技術を支える強力な推進役として、スタートアップと中小企業間の連携を深化させる。」

BMDS政務次官トーマス・ヤルツォンベク（Thomas Yarzombek）は次のように強調した。「BMWEとBMDSがde:hubイニシアチブの責任を共同で担うことで、ドイツ全土のイノベーションが必要とする政治的・経済的支援を確実に提供できる。この協働はスタートアップ、中小企業、学術界への力強いシグナルメッセージであり、ドイツのデジタル化とイノベーションを共に推進し、国家のデジタル主権の確立に貢献する。革新的なデジタル・ソリューションと強固なスタートアップこそが、技術的自立と将来の価値創造の基盤である。」

de:hubイニシアチブは、スタートアップ、企業、学術界、政策関係者を結び付け、イノベーションを実践的に体験できる場を提供している。これにより、スタートアップは新たな顧客へのアクセスを得て成長し、既存の企業は業務や製品の最適化に資するカスタマイズされた革新的ソリューションを導入できるなど、双方に利益をもたらしている。

さらに、スタートアップ企業、中小企業、研究機関がドイツ全土に広がる25のde:hubに集まり、産業とデジタル化の課題と機会に対するソリューションを共同で開発することを検討している。

新たな体制では、フィンテック、インシュアテック、人工知能、サイバーセキュリティ、フォトニクス、ロジスティクス、メディアテックなどのデジタル・技術主導型分野のde:hubがBMDSの戦略的支援を受け、産業やエネルギー分野に焦点を置くde:hubはBMWEの所管下に残る。

[DW編集局]