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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦研究・技術・宇宙省(BMFTR)
- 元記事公開日:
- 2025/10/15
- 抄訳記事公開日:
- 2025/11/18
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ドイツ、マイクロエレクトロニクス戦略を策定 ― 研究・人材・製造の統合による技術主権確立へ
- 本文:
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(2025年10月15日付、ドイツ連邦研究・技術・宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)
連邦内閣は2025年10月15日、「連邦政府のマイクロエレクトロニクス戦略:ドイツにおけるマイクロエレクトロニクス・エコシステムのための研究、人材、製造」を閣議決定した。本戦略は、BMFTRとドイツ連邦経済エネルギー省(BMWE)が共同で策定したものである。
ベアBMFTR大臣は、次のように述べた。「マイクロエレクトロニクスは、研究集約型であり、同時に繁栄と技術的主権の基盤をなす重要技術である。ドイツには、半導体メーカー、サプライヤー、利用企業を含む、科学と産業の優れたエコシステムが存在する。本戦略により、研究・人材・製造を有機的に結びつけ、ドイツを欧州におけるチップ設計の中心地とし、学術から産業への成果移転を一層強化する。新たな技術的機会を捉え、次世代の高性能マイクロチップをドイツで生み出すことを目指す」
ライヒェ(Reiche)BMWE大臣は、「マイクロエレクトロニクスは付加価値創出の基盤であり、成長と繁栄に不可欠である。新戦略は、ドイツが単なるユーザーではなく、開発者かつ製造国であり続けることを目的とする。そのためには、競争力のある拠点、信頼性の高い制度的枠組み、戦略的利益と将来技術を見据えた的確な支援が不可欠である。我々は成長、競争力、イノベーションを柱として取り組む」と述べた。
マイクロエレクトロニクスは、ドイツのハイテク・アジェンダの中核技術であり、本戦略はその実施に向けた最初の主要施策の1つである。戦略の重点分野は、1)チップ設計能力の強化、2)研究成果の産業化加速(from lab to fab)、3)人材の拡充、4)高度専門人材の育成、5)投資促進策の導入、6)欧州および国際協力の拡大である。さらに国内生産環境、経済と研究の安定的な基盤確保にも配慮している。
戦略の実施にあたっては、連邦政府が産業界、科学界、州、関係団体と緊密に連携し、「チップオフィス」がステークホルダー間の交流の調整を行う。BMFTRとBMWEは、連邦政府の戦略的目標に沿って欧州チップ法の改正に集中的に関与する。BMFTRはチップ設計のコンピテンスセンターを設立し、「車載スーパーコンピュータ」プロジェクトを通じて、自動車・機械産業の将来競争力を高める。BMWEは欧州チップ法に基づく新規プロジェクトを推進していく。
[DW編集局]