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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/10/28
- 抄訳記事公開日:
- 2025/12/03
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欧州委、研究セキュリティをERA法で明記へ 欧州研究セキュリティ旗艦会議で発表
Commission announces new measures to strengthen research security
- 本文:
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(2025年10月28日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会のスタートアップ・研究・イノベーション担当委員であるエカテリーナ・ザハリエワ(Ekaterina Zaharieva)氏は2025年10月18日、ブリュッセルで開催された第1回「欧州研究セキュリティ旗艦会議」において、EU全体の研究セキュリティを強化するための新たな措置を発表した。
同委員は、研究セキュリティを法制度に組み込み、欧州委員会が近々提出予定の「欧州研究圏法(ERA法)」案に明記する方針を初めて表明した。
本会議には、欧州および国際的なパートナー諸国から約500名の政策担当者、専門家、実務家が参加し、12の欧州研究・イノベーション関連団体が共催する形でボトムアップ型の協働が実現した。
会議では、以下の新たなEUの取組が重点的に取り上げられた。
欧州委員会内に「欧州研究セキュリティ専門センター」を新設
研究者が国際協力のリスクを評価するのを支援するデューデリジェンス・プラットフォームを構築
加盟国が研究実施機関の強靭性を検証するための新たな共通手法研究セキュリティ強化に関する議論は近年、加盟国およびEUレベルで継続している。2024年5月にはEU理事会が「研究セキュリティの強化に関する勧告」を採択し、国際的な研究・イノベーション協力に関連するリスクへの対応基盤を提供した。勧告は、各加盟国当局に政策策定を、加盟国の資金配分機関に強固な保護措置(safeguards)の導入を、大学等の研究実施機関に対しリスク管理プロセスの導入を推奨している。また、公的機関は研究セクターを支援し、研究者が国際協力について情報に基づいた決定を行えるよう働きかけるべきであるとされた。
研究セキュリティは、2025年5月にEU理事会が採択した次期「ERA政策アジェンダ(2025〜2027年)」において優先施策として位置づけられており、欧州委員会は進捗状況を監視するため「研究セキュリティ・モニター報告書」を準備中である。
[DW編集局]