[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2025/11/04
抄訳記事公開日:
2025/12/08

DOE、国家量子情報科学研究センター5拠点の継続支援に6億2,500万ドルを拠出

Energy Department Announces $625 Million to Advance the Next Phase of National Quantum Information Science Research Centers

本文:

(2025年11月4日付、エネルギー省(Department of Energy:DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)

DOEは本日、国家量子情報科学研究センター(National Quantum Information Science Research Centers: NQISRC)への支援を延長し、以下の5センターに5年間で総額6億2,500万ドルの資金を提供すると発表した。これらのセンターは、2018年12月に成立した「国家量子イニシアチブ法」に基づいて設立されたものである。

▽量子優位性共同設計センター(C2QA):ブルックヘブン国立研究所。量子計算およびセンシングを進展させるため、超伝導およびプラズマ成長によるダイヤモンド基盤の量子デバイス材料を改良し、超伝導および中性原子システムのモジュラー化手法を開発する。

▽超伝導量子材料・システムセンター(SQMS):フェルミ国立加速器研究所。超伝導マイクロ波キャビティを基盤とする量子デバイスを拡張し、新たな冷却法および多数の量子プロセッサを接続する技術を開発して、量子データセンターの基礎を築くことを目指す。

▽Q-NEXT:アルゴンヌ国立研究所。同一チップ上および異なる研究所や都市間で量子操作を拡張するためのアルゴリズムとチップ部品を進展させ、もつれを保持しつつ次世代量子センサーを試作する。

▽量子システムアクセラレータ(QSA):ローレンス・バークレー国立研究所。中性原子、イオン、超伝導回路を用いて誤り訂正を改良し、大規模量子コンピュータの実現に取り組む。

▽量子科学センター(QSC):オークリッジ国立研究所。量子加速型高性能計算を開拓し、複数分野にわたる科学的進展を加速させる量子・古典統合ワークフロー向けオープンソースソフトウェアを開発する。

[DW編集局]