[本文]
-
- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 経済・財務省
- 元記事公開日:
- 2025/11/07
- 抄訳記事公開日:
- 2025/12/15
-
AI、量子通信、宇宙など80社採択 フレンチテック2次プロモ
- 本文:
-
(2025年11月7日付、経済・財務省・産業・デジタル主権省の標記発表の概要は、以下のとおり)
フレンチテック推進チーム「フレンチテック・ミッション」は、「フレンチテック2030」プログラム第2次プロモーションを発表した。受賞80社は、フランスの技術主権に貢献する未来向けソリューションを開発している。
イノベーションはフランス経済の魅力を高め、技術的主権を確保する重要な要素であり、フレンチテック・プログラムは最も有望なスタートアップの支援と潜在能力の発展に大きな役割を果たしている。
「フレンチテック2030」プログラム第1次プロモーションは、人工知能のMistral AI社や量子のAlice&Bob社という先導的な役割を果たす企業を輩出した。この第2次プロモーションもこの流れを継承している。
▽戦略的技術の開発
この2025年プロモーションは、フランスのデジタル主権に関わる高度に戦略的な技術を開発する80の新興企業である。これらのソリューションは、フランスの自立の強化のみならず、破壊的技術による産業復興の加速、国の経済活性化に直接寄与するものである。これらの80社は、人工知能、量子コンピューティング、宇宙、行政および企業のサイバーセキュリティ、データの安全な保存管理、ロボティクスという経済的利益をもたらす可能性が非常に高い分野で進歩を遂げている。
▽優秀な人材養成と研究がもたらした進歩
イノベーションの競争はグローバルなものであり、破壊的技術を生み出す能力は、公的研究、優秀な人材養成、産業界の戦略的必要性が高度に連携することにより生まれる。受賞企業のほぼ半数が大規模な研究インキュベーターや支援システムの援助を受けている。創業者の83%が博士号または工学部の学位を持ち、約3分の1は公共または民間の研究者としても働いている。
受賞企業の多くは公的研究と協力しており、60 %のスタートアップが官民の研究と連携している。2024年の研究開発額は1億3,000万ユーロ以上に上り60社が革新的若手企業の地位を得、71社が研究・イノベーション税額控除を受けている。また、このプロモーション全体で353件の特許を保有している。
▽官民の資金の動員
破壊的技術の開発は数年にわたる多大な資本を消費する一方、需要も膨大であり、ディープテックの開発によって2030年までに300億ユーロの官民の資金が動員される見込みである。2019年以降、公的支援額は37億ユーロに達しているが、外国投資の面ではフランスは魅力的であり、ディープテックに関わる資金調達は150億ユーロに達している。
この第2次プロモーションに対して民間投資家からは非常に高い支持を得ている。2013年6月から2025年5月の間に受賞企業は11億ユーロを調達し、政府の5か年投融資計画「フランス2030」は合計3億8300万ユーロで51の受賞企業を支援した。欧州も遅れることなく、34社に3億4100万ユーロの財政支援を行った。
▽力強い国際的展開を秘めた有望な経済的可能性
「フレンチテック2030」プログラム参加企業は、財政面および雇用創出面の強い潜在力を実現している。現在、受賞企業の4分の3はすでに商業段階にあり、2024年の累積売上高は1億3,800万ユーロに達し、国内で3,200人を雇用している。これらの企業は2025年には従業員数をほぼ50%増やす計画であり、すでに45の工場を稼働または計画中である。国際的にも活動しており、53か国に拠点を置いている。 [DW編集局]