[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/11/03
抄訳記事公開日:
2025/12/15

欧州委、ネットゼロ技術にイノベーション基金から29億ユーロを投資

Commission invests €2.9 billion from the Innovation Fund to boost netzero technology projects

本文:

(2025年11月3日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は2025年11月3日、61件の最先端ネットゼロ技術プロジェクトに対し、総額29億ユーロの資金提供を発表した。この資金は、EU排出量取引制度(EU ETS)の収入を活用したイノベーション基金から拠出される。イノベーション基金は、欧州の気候ニュートラルへの移行を支援するため、最先端の低炭素・ネットゼロ技術への投資促進を目指している。
今回の助成金は、2024年12月に開始されたネットゼロ技術に関する第1回公募(IF24 Call)に続くものであり、欧州の技術的リーダーシップを強化し、革新的な脱炭素化ソリューションの導入を加速することを目指している。

選定されたプロジェクトは、19の産業セクター、18か国にわたり、規模も多様である。これは、多様な技術と応用分野を通じて脱炭素化を推進しようとするEUの意欲を示すものであり、重点分野は、エネルギー集約型産業、再生可能エネルギーおよびエネルギー貯蔵、モビリティ分野と建築分野のネットゼロ、クリーンテック・マニュファクチャリング、産業用カーボン・マネジメントである。

61件のプロジェクトは、運用開始後最初の10年間でCO₂換算約2億2,100万トンの温室効果ガス削減を見込んでおり、これは平均的な欧州の自動車990万台の年間排出量に相当する。この削減効果は、2050年までに気候ニュートラルを実現するというEUの目標達成を直接的に後押しするものとなる。

欧州委員会は、2025年12月初旬にイノベーション基金の次期公募を開始する準備を進めている。

[DW編集局]