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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/11/06
- 抄訳記事公開日:
- 2025/12/16
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欧州委、2025年エネルギー同盟の現状に関する報告書を発表
- 本文:
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(2025年11月6日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会は2025年11月6日、「2025年エネルギー同盟の現状に関する報告書(State of the Energy Union Report 2025)」と、それに付随する「気候対策進捗報告書2025(Climate Action Progress Report 2025)」を発表した。
本報告書は、EUが2023年と比較して2024年の温室効果ガス排出量を2.5%削減し、2030年の気候目標の達成に向けて順調に進捗していることを改めて確認した。また、EUが変化する国内および世界的課題にどのように対応してきたかを概説し、EUの安全保障、エネルギー自立、競争力、気候ニュートラルの目標を実現する上で、クリーンで手頃なエネルギーと継続的な排出量削減努力が果たす重要な役割を強調している。
現在、EUで生産される電力の大半はクリーンエネルギー源に由来するが、進捗状況は加盟国間で異なる。2024年に新たに導入された再生可能エネルギー設備容量は約77GWと推定され、EUの電力構成では2024年時点で47%が再生可能エネルギーとなっている。最終エネルギー消費量は引き続き減少し、2022年と比較して3%減となり、住宅部門が中心で、次いで産業部門とサービス部門が続いた。
2030年のEUエネルギー目標を達成するには、今後数年間で再生可能エネルギーの導入とエネルギー効率の改善を大幅に加速させる必要がある。EUの温室効果ガス排出量は1990年比で37.2%減少(国内純排出量のみを考慮すると39%減少)した一方で、GDPは71%増加しており、経済成長と排出量の乖離が続いている。これらの数値は、本日同時に発表された欧州環境庁(EEA)の「動向と予測報告書(Trends and Projections report)」とも整合性が取れている。
[DW編集局]