[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦研究・技術・宇宙省(BMFTR)
元記事公開日:
2025/11/12
抄訳記事公開日:
2025/12/22

ドイツ、製薬・医療技術のイノベーション基盤を強化:研究の多様性・デジタル化・省庁横断戦略を中核に

Wichtige Industrie stärken: Auftakt für die Pharma- und Medizintechnikstrategie

本文:

(2025年11月12日付、ドイツ連邦研究・技術・宇宙省(BMFTR)の標記発表の概要は以下のとおり)

2025年11月12日、連邦首相府において、製薬および医療技術戦略のさらなる発展に向けた取組が正式に始動した。目標は、来年までに、両セクターの枠組み条件を改善するための具体的かつ実行可能な措置を策定することである。

新薬の供給状況や医薬品の承認から市場投入までの期間に関し、ドイツはトップクラスの水準を維持している。連立協定において、連邦政府は、重要な基幹産業の強化と医療供給の長期的確保を政策目標に掲げている。

ベアBMFTR大臣は、研究、多様性、そしてデジタル化を推進力として位置づけ、演説の中で国家、アカデミア、産業界、患者代表との協働の重要性を強調した。また、製薬戦略の継続は新たな目標を共同で策定し、イノベーションを促進する好機になると述べた。さらに大臣は、臨床研究における多様性の拡充を支持し、女性の健康には特段の配慮が必要であることを指摘した。参加者選定や特異的治療・予防戦略の開発には改善の余地が残されており、ジェンダーに配慮した研究は、科学的卓越性と質の高い医療を実現するための前提条件である強調した。

大臣はバイオテクノロジーの役割に特に重点を置き、ドイツは基礎研究、臨床応用、産業開発をつなぐ橋渡し役を果たし得ると強調した。研究成果を迅速に実用的治療へと移行させることが、臨床研究拠点としての強化に直結する。さらに、ハイテク・アジェンダ・ドイツは、バイオテクノロジーをデジタル化、医療技術、人工知能(AI)とより密接に結びつける新たな機会をもたらし、この統合により、新たな作用機序の発見から患者への適用までの時間が短縮され、ドイツのイノベーション基盤が一段と強化される。

強靭な製薬・医療技術産業の構築に向けた省庁横断プロジェクトは、
1)供給安全性の確保、
2)革新的研究の促進、
3)官僚的障壁の削減、
4)医療経済へのデジタル化とAIの本格的統合
5)社会的・倫理的・経済的利益の調和、
を目的とする。

製薬・医療技術戦略に関する横断的コミュニケーションは相乗効果の発揮に不可欠であり、こうした交流は、互いの知見を生かし、現代の医療供給が直面する課題に対する共同解決策の創出を可能とする。

[DW編集局]