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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ライプニッツ協会(WGL)
- 元記事公開日:
- 2025/11/03
- 抄訳記事公開日:
- 2025/12/24
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ライプニッツ協会、中国研究力の結集と研究セキュリティ強化に向け新ネットワークを設置
- 本文:
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(2025年11月3日付、ライプニッツ協会(WGL)の標記発表の概要は以下のとおり)
ライプニッツ協会の新たな研究ネットワークが、ドイツの政策形成に資する提言機能を強化し、研究セキュリティに重点を置いた協力を支援する。
ライプニッツ協会は新たに「ライプニッツ研究ネットワーク・中国」を設置した。幹部会の決定により、本ネットワークはライプニッツ協会平和・紛争研究所(PRIF)が主導し、協会内に蓄積された中国関係の知識を一層効果的に結集し、ドイツの科学界・社会・政治が利用できるようにする。また、中国のパートナーとの協働をめぐる経験共有は、協会における研究セキュリティの一段の強化につながる。
ネットワークは当初3年間の期限で承認され、2025年11月に活動を開始した。参加者はライプニッツ協会15研究所に所属する研究者で、あらゆる学術分野から構成される。さらに、関連研究所の管理部門および科学コミュニケーション部門の専門家も参加する。ネットワークは当面五つの重点テーマを掲げる:地政学とシステム間競争、安全保障・交易・平和、イノベーション・教育・技術政策、気候・環境・公正、そして発展とインフラである。
ライプニッツ協会に属する研究所における学際的な中国専門性に基づき、状況に即した助言提供の枠組みが整備される。そのため各省庁、経済界、さらには市民社会の関係者との対話や協議が予定されている。ドイツの研究上の関心を念頭に中国との責任ある学術交流に寄与するため、本ネットワークは既存の知見と経験を束ね、批判的な意見交換と相乗効果のための枠組みを提供する。
ネットワークの報道担当で、フランクフルトのPRIFに所属するベッチュ(Susanne Boetsch)氏は次のように強調する。「経済・技術・地政学の諸側面における大国化は、21世紀を画する主要な動向である。政治的アクターであり、国際的に高度に連結した経済国家であるドイツにとって、中国の関心と目標を精緻に理解することは、中国の戦略を適切に解釈し、実効的に対応するため不可欠である。こうした状況を踏まえ、連邦政府の中国戦略と連立協定に求めるとおり、ドイツの中国理解を一層強化していきたい。」
[DW編集局]